Googleは「Google Cloud Platform」に秒単位の料金体系を導入した。同社は米国時間9月26日、「Compute Engine」「Container Engine」「Cloud Dataproc」「App Engine」のVMへの課金を1秒単位にすることを発表した(インスタンスごとに最低1分の課金が発生する)。1秒単位の課金体系は26日から直ちに開始され、「Windows Server」「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)、「SUSE Enterprise Linux Server」を含むプレミアムOSイメージを実行するVMやプリエンプティブルVMなど、あらゆるVMに適用される。
Googleは2013年に提供を開始した「Persistent Disks」(永続ディスク)では、最初から1秒単位の課金を提供している。確約利用割引とGPUでも、最初から1秒単位の課金を行っている。
Googleによると、ほとんどのケースでは、1分単位の課金と1秒単位の課金の差は微々たるものだが、トラフィックが急激に増加することのあるアプリケーション(特にウェブサイトやモバイルアプリ、データ処理のジョブ)では、1分単位の課金から1秒単位の課金に移行することで、大きな差が出るという。
ライバルのAmazon Web Services(AWS)は、「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)インスタンスへの課金を10月2日から1秒単位にすることを9月18日に発表済みだ。