セールスフォース、「IoT Explorer Edition」発表--IoTデータの活用促す

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-10-11 10:22

 Salesforceは米国時間10月10日、「Salesforce IoT Explorer Edition」を発表した。顧客はこのツールを利用することで、販売やサービス、マーケティングといったプロセスの構築や配置、自動化を実現できるようになる。

 Salesforceはこのツールによって、IoTに対する同社の取り組みをよりクラウドに重点を置いたものにしたいと考えている。

 Salesforce IoT Explorer Editionはセンサのデータを捕捉し、その情報を取り込んで「Salesforce Platform」に送り込み、販売やサービス、マーケティング関連のキャンペーンを開始するためのルールを作成するようになっている。

 同社は、Salesforce IoT Explorerが顧客企業にとって魅力あるものとなるよう、接続された任意のデバイスに対する自動化機能を搭載したローコードインターフェースを採用している。

 同社のSalesforce IoT担当ゼネラルマネージャーであるWoodson Martin氏によると、顧客企業が容易にIoTデータを活用し、その顧客のエクスペリエンスを向上できるようにすることを目指しているという。同氏は「ローコード開発のソリューションとなっているため、顧客はデータを活用し、顧客エクスペリエンスの向上や、市場への関与を強化する方法を試行錯誤できるようになっている」と述べている。

 またSalesforce IoT Explorerは、Salesforce Platform上にある顧客のコンテキストやデータも利用できるようになっている。同社は、IoTへの投資を収益化するためのより積極的なエンゲージメントを可能にしようとしている。

 Salesforce IoT Explorerは10月17日に、同社の任意のクラウドに対する追加サービスとして一般提供が開始される予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]