調査

マルチクラウド化のトレンド加速、「OpenStack」導入増加

Joe McKendrick (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2017年11月13日 12時23分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 プライベートクラウドが潤沢なIT予算を持つ大規模組織向けのサービスと見なされる一方で、オープンソースはディスラプターとしての役割を果たし続けており、中小規模企業(や大規模企業の部署)にもこの分野で環境を構築する機会を提供している。クラウドコンピューティングのオープンソースプラットフォーム「OpenStack」がユーザーベースを拡大し続けており、マルチクラウドの取り組みへの移行を進める企業内でますます大きな役割を果たすようになっている。

 こうしたことが、OpenStackの最新のコミュニティー調査で明らかになった。本調査によると、2017年に記録されたOpenStackのユニーク導入件数は前年比で95%増加したという。

 OpenStackユーザーの間で、マルチクラウド統合に向かうトレンドが活発化している。約48%はほかのクラウドも利用しており、38%から増加しているという。OpenStack環境とともに利用するクラウドの中で最も人気が高いのは、依然として「Amazon Web Services」(AWS)だが、シェアは前回の58%から48%に縮小した。28%が「Microsoft Azure」プラットフォーム、21%が「Google Compute Engine」ベースのクラウドも利用している。City Networkの最高経営責任者(CEO)のJohan Christenson氏(本調査の回答者の1人)によると、マルチクラウドは健全な市場を実現するという。

 「IaaS市場では、競争が直接的に求められているとわれわれは考える。OpenStackは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方で堅実な選択肢になり、真にハイブリッドな可能性を作り出すことで、競争をもたらしている」(Christenson氏)

 OpenStackコミュニティー内で、デプロイモデルとして最も多いのは、依然としてオンプレミスのプライベートクラウドで72%となっている。一方、パブリッククラウドサービスでOpenStackを実行するユーザーは12%である。

OpenStack
提供:Joe McKendrick

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算