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「デジタルツイン」の狙いとインパクト--活用企業のアプローチにみる - (page 2)

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2018-02-22 06:30

 Gartnerも、CIOは事業部門のリーダーと協力して、デジタルツインから価値を引き出すための経済モデルを開発する必要があると述べている。それらのモデルでは、そのアプローチのメリットと、開発費用や現在行われているメンテナンスの要件やコストの関係を考慮する必要がある。

 Khurana氏もこれに同意している。「私は何度も部門責任者と話をし、会社全体のバリューチェーンについて検討してきた。われわれはテクノロジを組み込み、それらのテクノロジを使ってどのように業務を改善していけるかについて考えている」

 Khurana氏はオープンソースのコンテンツ管理製品などを提供するAlfrescoと協力しながら、オープンで相互接続されたシステムの実現に取り組んでいるが、同社のデジタルツイン開発には、人工知能(AI)から機械学習まで、あらゆる種類のテクノロジが用いられると述べている。その狙いは、それらの先端技術を用いて、顧客にMcDermottが作った施設のコンピュータモデルを提供することだ。

 「わが社は顧客に施設を引き渡す際に、デジタルツインを提供できるようにしたいと考えている」とKhurana氏は述べている。「顧客はプロジェクトの完了状況に関するデータを受け取るだけでなく、仮想的な設計上のデジタルツインを見ることもできる。わが社が狙っているのは、そのデジタルツインを使って業務がどのように動いているかを監視することだ」

デジタルツインの作成

 目的は壮大だが、McDermottのデジタルツインプロジェクトは完成からはほど遠い状況だ。Khurana氏はこの取り組みを「旅の行程」に例えている。同社はまだ、デジタルツインを構築するプロセスにある。「これはまだ、完全に定まった戦略的アプローチにはなっていない」と同氏は言う。

 しかしKhurana氏は、デジタルツインの潜在的な効果を理解することも重要だと述べている。McDermottの役員は、このアプローチは同社のプロセス全体を最適化する上で極めて重要になると考えている。

 デジタルツインには2つの層がある。第1の層は設計に焦点を当てたもので、企業が施設のあらゆる側面の情報を把握するためのものだ。Khurana氏は、この層は必要不可欠なプラットフォームであり、修正や変更が行われるのはこの層だと述べている。「設計を堅牢で完全なものにすることができなくてはならない」と同氏は述べている。

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