IBMとRed Hatは米国時間5月8日、コンテナやハイブリッドクラウドプラットフォームの連携向上を目的に提携を強化していくと発表した。
この提携の下、IBMは同社の「IBM Cloud Private」と、「IBM Cloud Private for Data」およびミドルウェア製品を、「Red Hat OpenShift Container Platform」に「Red Hat Certified Containers」としてもたらすことになる。
両社と契約している顧客はハイブリッドクラウド配備において、両社製品をより容易に組み合わせられるようになる。IBMは同社のアーキテクチャを再編成し、ソフトウェアポートフォリオとコンテナテクノロジと連携させている。両社は連携拡大によって、主に以下の点が実現すると説明している。
- IBM Cloud PrivateとRed Hat OpenShiftが共通の基盤として提供され、顧客は既存のテクノロジをハイブリッドクラウドに容易に移行できる。
- 顧客はコンテナ化されたアプリケーションを単一の統合されたプラットフォームに構築、展開できるようになり、単一の視点でエンタープライズデータを確認できるようになる。
- 開発者らはIBMの人工知能(AI)やブロックチェーン、IoTといったクラウドサービスを利用することで、新たなアプリケーションの設計や最新化、配備をより迅速に行えるようになる。
- 「IBM PowerAI」が「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)上で利用可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。