Amazonは「AWS Greengrassを使えば、開発者は『AWS Managemenmt Console』からコネクテッドデバイスに対して直接AWS Lambdaの関数を追加できるようになり、そのデバイスはローカルでコードを実行し、ほぼリアルタイムでイベントに応答し、処理を行えるようになる。またAWS GreengrassにはAWS IoTのメッセージおよび同期機能が搭載されているため、デバイスはクラウドに接続することなく他のデバイスにメッセージを送信できる」と述べ、「AWS Greengrassによって顧客は、デバイスが必要に応じてクラウドに依存し、必要に応じて自らのタスクを実行し、必要に応じて互いに通信し合えるようになるという柔軟性を手にできる。これらすべてが単一のシームレスな環境上で実現できるのだ」と続けている。

提供:Amazon Web Services
もちろん、これらは「スマート」なエッジデバイスだ。Greengrassを利用するには最低でも、1GHzで駆動するプロセッサ(「Arm」あるいは「x86」)と128MバイトのRAMのほか、OSとメッセージスループット、AWS Lambdaを実行するための追加リソースが必要となる。Amazonによると、「『Greengrass Core』は『Raspberry Pi』からサーバレベルの機器に至るまでのデバイスで実行できる」という。
Microsoft
Microsoftの開発者向けカンファレンス「Build 2017」で発表され、2018年6月に一般提供が開始された「Azure IoT Edge」を利用すれば、クラウド上のワークロードをコンテナ化し、Raspberry Piから業界向けゲートウェイに至るまでのスマートデバイスのローカル環境上で実行できるようになる。
Azure IoT Edgeは、IoT Edgeモジュールと「Azure IoT Edge Runtime」「Azure IoT Hub」という3つのコンポーネントから構成されている。IoT Edgeモジュールは、Azureサービスやサードパーティーのサービス、カスタマイズしたコードを稼働させるコンテナだ。これらはIoT Edgeデイバイスに配備され、ローカル環境上で実行される。IoT Edge Runtimeは、各IoT Edgeデバイス上で稼働し、配備されたモジュールを管理する一方、IoT HubはIoT Edgeデバイスの監視や管理を遠隔地から行うためのクラウドベースのインターフェースだ。
以下は、Azure IoT Edgeのさまざまな要素の関係を示した図だ。

提供:Microsoft
MicrosoftはAzure IoT Edgeの一般提供開始にあわせてIoT Edgeのランタイムをオープンソース化するとともに、デバイスのプロビジョニングサービスや、セキュリティサービス、管理サービスを含む新機能を追加したほか、開発者のエクスペリエンスを簡素化した。