マイクロソフト、AIやMR、IoTなどAzure関連の新サービスを発表

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2019年05月07日 10時26分

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 Microsoftは米国時間5月6日からの開発者カンファレンス「Build 2019」の開幕を前に、「Azure」に関連する複数の発表を行った。Azureが、人工知能(AI)や複合現実(Mixed Reality)、エッジコンピューティング、ブロックチェーン向けの最高のクラウドであるとして、Microsoftがその位置づけを示そうとしているようだ。

 Azure上のField Programmable Gate Array(FPGA)で稼働するハードウェアアクセラレーションモデルがGA(一般提供)となった。FPGAを利用し、Azureで高速なAI処理を実現するMicrosoftの「Project BrainWave」はプレビューとして提供されていた。

 Microsoftは2018年のBuildで、クラウドでProject Brainwaveを活用した「Azure Machine Learning Hardware Accelerated Models」のプレビューを提供すると発表した。社外の顧客が、AIのワークロード処理向けにMicrosoftのFPGAを利用できるようにするための第1歩となるものだ。また、Project Brainwaveのプレビューを「エッジで」限定的に提供するとしていた。この場合のエッジデバイスは、「Azure IoT Edge」デバイスとして機能できるオンプレミスのサーバーとなる。DellとHewlett Packard Enterprise(HPE)が、この限定プレビューに参加する最初のパートナーとなっていた。

 また同社は今回、「NVIDIA TensorRT」と「Intel nGraph」向けの「ONNX Runtime」のサポートを追加し、NVIDIAとIntelのプロセッサーで高速の推論を実現すると発表した。

 また、「Cognitive Services」の新カテゴリ「Decision」がAI関連のAPI群に追加された。Decisionカテゴリには、これまでに発表されている「Anomaly Detector」「Personalizer」「Content Moderator」も含まれている。これらのCognitive Services APIはすべて、より優れた判断ができるようにすることにフォーカスしたものだとMicrosoftの担当者は述べている。

 さらにMicrosoftは、「cognitive search」機能をGAにした。開発者はCognitive Servicesのアルゴリズムを利用し、構造化コンテンツと非構造化コンテンツから新たなインサイトを得られるようになる。開発者がcognitive searchから得られたインサイトを保存できるようにする新機能がプレビューとなっている。これによって、「Power BI」の可視化、あるいは機械学習モデルを活用し、「豊富なナレッジ」を有する体験を容易に作り出すことが可能になるという。デジタルインクの認識機能を組み込むための「Ink Recognizer」、データ入力を自動化する「Form Recognizer」、リアルタイムで会話を書き起こす「Speech Service」のトランスクリプション機能も新たにパブリックプレビューとなった。

 機械学習に関しては、「Azure Machine Learning Service」に新機能が追加された。開発者が質の高いモデルを容易に構築できるようにするとともに、新しい「visual machine learning interface」を利用し、ノーコードのアプローチでモデルの作成やデプロイを実現できるようにした。

 複合現実関連では、「HoloLens 2」の開発者エディションが3500ドル、または月額99ドルのサブスクリプションとして近く提供されることが明らかになった。

 また、 データベースエンジンの「Azure SQL Database Edge」が発表された。エッジで強力なコンピューティング能力を必要とするデバイスを稼働できるようにする。この新しいデータベースは、「Azure SQL Database」「SQL Server」と同じコアプログラミング環境を利用するとMicrosoftは述べた。 またAzure SQL Database Edgeは、ARMベースのデバイスに対応する。さらに、クラウドに接続されたデバイスと、接続されていないエッジデバイスの双方をサポートするようになるとMicrosoftの担当者は述べた。Azure SQL Database Edgeは現在プレビューとなっている。

 またMicrosoftは、「IoT Plug and Play」を発表した。IoTデバイスをクラウドによりシームレスに接続するための新しいオープンなモデリング言語だとMicrosoftは説明している。

 Microsoftはこれまでに「Blockchain as a Service」に関する取り組みを進め、2018年に「Azure Blockchain Workbench」を発表している。同社は今回「Azure Blockchain Service」を発表した。ブロックチェーンのコンソーシアムネットワークの構築、管理、ガバナンスのためのサービスを提供する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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