独立系自動車シートメーカーのタチエスは、オラクルのクラウド型人材管理システム「Oracle Human Capital Management (HCM) Cloud」を採用し、8月に本格利用を始める。日本オラクルが7月10日に発表した。
タチエスは、日本にあるグローバル本社と、米国、メキシコ、中国にある地域統括会社を含めた14カ国66拠点で働くグループ社員1万3000人超のグローバル人材管理にOracle HCM Cloudを活用していく。グローバル規模での人材の適正配置を重視し、世界で活躍できる人材の育成と人材マネジメント体制の構築などを行っていく。
Oracle HCM Cloudは、AI(人工知能)や機械学習などを活用し、従業員の期待や市場の要求の変化に応じて、迅速かつ賢明なタレントマネジメントを実施するためのソリューション。タチエスでは、人事に関するデータが1つのデータベースに集約されていて、統合的かつ多面的に分析できる点を高く評価した。また、人事データの高度な分析を実現しているほか、クラウドサービスとして提供されるため、グローバル全体で利用できることも採用のポイントとなった。
稼動後は、人事データの活用を具体化し、グループ全体で人材データの可視化やタレントの育成、人材配置の最適化を実現するため、システム活用の高度化を図る予定だ。