VMwareは米国時間7月25日、Uhanaを買収する意向を明らかにした。VMwareはこのところ、法人向け事業を人工知能(AI)や機械学習(ML)で強化するための買収を進めている。買収条件は明らかにされていない。
VMwareは、次世代の無線テクノロジーや、低レイテンシーアプリケーション、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、IoTによって引き起こされるワークロードの増大に対処するための答えが、通信サービスプロバイダー(CSP)ネットワークの自動化にあると述べている。
自律的なネットワークは、人の労働、そしてリソースの監督や管理に必要な時間やスタッフを減少させることにつながるが、それは「AIドリブンでスケーラブルなネットワークおよびアプリケーションエクスペリエンス管理システム」によって実現するとVMWareは説明している。そのため、UhanaはVMWareがこの分野で今後目指すべきところに非常に適しているという。
Uhanaはカリフォルニア州パロアルトを拠点とし、リソース消費型のアプリケーションやモバイルネットワークの利用に適したAIエンジンを開発している株式非公開の企業だ。パブリッククラウドインフラやプライベートクラウドインフラに追加できる同社のクラウドソフトウェアプラットフォームは、CSPネットワークの自動化能力を強化するためにニューラルネットワークテクノロジーを利用している。
Uhanaは、過去のシードラウンドとシリーズA投資ラウンドで投資家らの関心を集めていた。
Uhanaのソリューションは、VMwareの「Telco Cloud」と「Edge Cloud」のポートフォリオに統合されることになる。VMwareはこの買収が「電気通信業界への貢献と、5Gへの道のりにおけるインテリジェンスの深化に向けたわれわれのコミットメントを示すものだ」と述べている。
さらに、Uhanaの技術は「VMware Smart Assurance」「VMware Smart Experience」などの製品のインテリジェンスとアナリティクスも強化していくことになるとVMWareは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。