シスコ4%減収、予想わずかに上回る--サービス部門が成長

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)

2020-02-13 12:18

 Cisco Systemsは米国時間2月12日、市場の予想をわずかに上回る2020会計年度第2四半期決算(1月25日締め)を発表した。ソフトウェア部門とサブスクリプション部門の成長がけん引役となった。インフラとアプリケーションの販売減により、製品部門の売上高は減少した。

第2四半期売上高のスライド

 非GAAPベースの純利益は33億ドル、1株当たり77セントだった。総売上高は120億ドルで、前年同期比4%減となった。

 アナリスト予想では売上高119億8000万ドル、1株当たりの利益76セントとされていた。

 製品部門の売上高は前年同期比6%減の86億7100万ドルだった。内訳を見ると、インフラプラットフォームの売上高は8%減の65億2800万ドルで、サービスプロバイダー事業の低迷を受けて、スイッチおよびルーターの売上高は減少した。無線製品全体では減少したが、「Cisco Meraki」製品は堅調に売り上げを伸ばし、「Wi-Fi 6」対応製品の強化も進んでいる。データセンターの売上高は、サーバーに足を引っ張られて減少したが、「Cisco Hyperflex」製品の力強い成長によって相殺された。

 アプリケーション部門の売上高も、統合コミュニケーション製品の販売が減少したことにより、8%減の13億4900万ドルとなった。「AppDynamics」の売上高は2桁成長した。

 セキュリティ製品の売上高は9%増の7億4800万ドル、「その他製品」の売上高は110%増の4600万ドルだった。

 サービス部門の売上高は5%増の33億3400万ドル。ソフトウェアの総売上高のうち、ソフトウェアサブスクリプションが占める割合は72%で、前年同期から7ポイント増加した。

 第3四半期については、非GAAPベースの1株当たり利益が79~81セントと予想。売上高は前年同期比で1.5%~3.5%減少すると予想している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  2. 運用管理

    データベース管理の課題を一挙に解決!効率化と柔軟性を両立する新しいアプローチとは

  3. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  4. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  5. ビジネスアプリケーション

    AIエージェントの課題に対応、生成AIの活用を推進するための5つのデータガバナンス戦略

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]