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コンテナベースのミッドレンジストレージ「Dell EMC PowerStore」の勘所 - (page 2)

阿久津良和

2020-05-19 06:45

 データセンター(DC)の運用形態として小規模なDC同士を接続するメトロDCだが、PowerStoreもアプライアンスやクラスター単位でDC間の同期型レプリケーションを行うメトロレプリケーションを用意する。

EMCジャパン MDC事業本部 SE本部長 森山輝彦氏
EMCジャパン MDC事業本部 SE本部長 森山輝彦氏

 EMCジャパン MDC事業本部 SE本部長 森山輝彦氏は「何らかの障害発生時も即時フェイルオーバーし、ゼロRPO(目標復旧時点)/ゼロRTO(目標復旧時間)を実現する」と説明。また、別プロセッサーで処理する重複排除や圧縮機能でI/O性能への影響を最小限に抑えつつ、4:1のデータ削減を保障する。

 (2)のインテリジェントの文脈では、機械学習や自動化に類する機能が中心となる。VMwareと統合し、KubernetesやAnsible、VMware vRealize Orchestratorといった管理/オーケストレーションフレームワークのサポートを通じて、アプリケーション開発を支援する。

 森山氏は「コンテナインターフェースの提供で数日を要したプロビジョニングを数秒に短縮」とアピールするが、その差はAnsibleやvROオーケストレーション統合環境の有無による違いを指しているという。

 アプライアンス追加時やクラスター構成を組んだ場合、ノードによってデータの偏りが発生しがちだが、PowerStoreではクラスターマネージャーが2台目以降のアプライアンスを探索し、データ配置場所を推奨する機能を供えている。同機能によるボリュームの再バランシングに要する時間は皆無に近いと説明した。ストレージに関する正常性を監視して分析する「CloudIQ」もPowerStoreをサポートする。

 (3)の順応性の文脈では前述したPowerStoreOSの概要を説明した。これまでDell EMCのストレージOSはVMベースで稼働していたが、PowerStoreOSはコンテナベースで稼働する。NASやデータ圧縮など各機能もコンテナモジュールとして実装することで、バージョンアップ時や修正時も各ノードを順番にリブートするのではなく、コンテナをリスタートするシンプルな更新が可能になるという。

 PowerStoreの構成は外部ホスト用の従来型ストレージとして使用する“Tモデル”、VMware ESXi上のVMとしてPowerStoreOSを実行する“Xモデル”の2種類を用意する。

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