編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

米政府、量子コンピューティングとAI推進へ10億ドルの投資発表

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2020-08-27 15:10

 スマートフォン、5Gネットワーク、Eコマースなど、大型のテクノロジーが登場したときは、他者に後れを取らないことが重要だ。米国政府が、何億ドルもの資金を投じて12の研究センターを新設し、人工知能(AI)や量子コンピューティングの取り組みを増強しているのは、まさにそのためだ。

Quantum computing
提供:Stephen Shankland/CNET

 米議会は既に、このプロジェクトのために多額の資金を割り当てている。そしてホワイトハウスは米国時間8月26日、米国国立科学財団(NSF)、米エネルギー省とともに、AIや量子コンピューティングにフォーカスする新たな複数の研究所に10億ドル(約1100億円)を投資すると発表した。取り組みの詳細に加え、12のセンターを設置するために名乗りを上げていた研究所や大学、そしてこれら2つの技術が米国経済と国家安全保障のために、いかに重要であるかを詳述した。

 米エネルギー省の国立研究所が主導する5つの量子コンピューティングセンターは、5年間にわたる6億2500万ドル(約660億円)規模のプロジェクトで、民間企業や学術機関が3億4000万ドル(約360億円)相当の支援を行う。IBMのほか、Microsoft、Intelなどが取り組みを支援するようだ。この資金は、Donald Trump米大統領が2018年に署名したNational Quantum Initiative Act(米国量子イニシアチブ法)によって割り当てられた12億ドルの一環となるが、民間企業も貢献することで、その影響力がさらに増すことになる。

 AIは既に、音声認識やスパムフィルタリングなどで広く使われており、Google、Facebook、Teslaをはじめとする、あらゆるテクノロジー大手で最優先事項となっている。量子コンピューティングはまだ成熟していないが、競争のし烈な分野であり、多くの研究者は新素材の開発、金融関連の予測、配送サービスに革命を起こすと考えている。企業は既に両分野に関心を持っているが、政府プログラムは既になされている研究よりも、基礎的な研究を後押しすることを目的としているようだ。

 つまり、官民および大学の研究機関を結びつけ、米国の主要分野を加速させることが狙いだ。こうしたアプローチは、人類を月に送るためのアポロ計画や、軍が資金提供を行い、インターネットの原形となった「ARPANET(アーパネット)」など、米国がテクノロジー分野で成功を収める上で用いられてきたことと同様かもしれない。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]