PowerProtect Backup Serviceは、バックアップ/リストアの提供で頭角を現しつつあるDruvaの技術を基盤に、クラウドアプリケーション、エンドポイント、エッジを含むハイブリッドクラウドのデータを保護するPowerProtectファミリーの最新版になる。
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芳澤氏は「われわれの調査によれば、(バックアップ/リストアは)一般的に拡張性や迅速な展開、低コスト化を重視しがちだが、直近は確実なデータ保護が選定ポイントの1つとなる。また、テレワーク増でデータのバックアップ/リストアを重視する需要が拡大している」ことから、PowerProtect Backup Serviceの展開に至ったとしている。
同じPowerProtectファミリーながらも、「バックアップデータは(Amazon Web Services=AWSに構築した)Druvaのデータ基盤を使用する。(バックアップ作業を管理する)PowerProtect Data Managerも今後連携を図る」(芳澤氏)
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先頃発表された最新版のPowerProtect Data Manager 19.7では、新たにGoogle Cloud Platform(GCP)をサポートし、AWSやMicrosoft Azure、VMwareと主要パブリッククラウドに対応。また、PowerProtect Cloud Snapshot Managerで管理するスナップショットデータをクラウド版PowerProtect DDVEに格納することでクラウドストレージのコストを低減させた。
用途についてデル・テクノロジーズは、「在宅勤務/リモートワークを含めたエンドポイント保護やマルチクラウドの小規模なエッジ環境」(芳澤氏)を想定し、あわせてコンプライアンスやセキュリティを支援する「eDiscovery」も提供する。
Druva カントリーマネージャー 松澤正芳氏
今回、技術を提供したDruva カントリーマネージャー 松澤正芳氏は「クラウドの有用性に対する認識が広まっている。以前は顧客から『クラウドにバックアップが必要なのか』と問われることも少なくなかったが、最近は責任共有モデルが浸透し、クラウドバックアップの重要性につながりつつある」と自社製品を強調。Druvaはクラウドアプリケーションのデータを保護する「Druva Cloud Platform」などを提供し、国内でも着々と顧客が増加中であると説明した。