タイトー、年間1200の商品開発を「SmartDB」で管理--Excelから移行

藤代格 (編集部)

2021-06-23 06:45

 アミューズメント施設の運営などを事業とするタイトー(新宿区、従業員数752人)は、開発する年間約1200ほどの新景品の管理にビジネスプロセス管理(BPM)型ウェブデータベース「SmartDB」を活用。

 紙と「Excel」での管理から、デジタルを活用して現場主導で管理できる体制に移行したという。6月22日、サービスを提供するドリーム・アーツ(渋谷区)が発表した。

 開発、生産、販売といった景品に関わる情報を、紙と一つのExcelファイルで管理。

 名前やコード、カテゴリ、単価といった100項目ほどの各項目を、工程に関わる部署それぞれがExcelに手作業で転記、マージしていたという。

 目視確認も含めた更新作業の負荷が高く、ファイル容量肥大化に伴う動作遅延とともに課題だったとしている。

 ワークフローや営業支援、業務アプリ作成ツールなどのさまざまな製品/サービスを検討し、業務を自動化、標準化できるSmartDBを選定。

 データを一元管理しながら分析基盤にもできる「ウェブデータベース」機能、ほかのアプリのデータを参照、チェックして入力漏れやミスを軽減できる「入力チェック」機能に加え、業務部門自らで開発、運用できる点を評価したという。

 一つの商品開発で発生する企画、開発、生産管理、受注管理といった各業務を、商品の情報となる“商品マスター”を起点に一元管理。

 各業務に必要な情報の入力や内容のチェックを自動化し、手動での転記や記入漏れ、確認といった作業を不要にできると説明している。

管理イメージ(出典:ドリーム・アーツ) 管理イメージ(出典:ドリーム・アーツ)
※クリックすると拡大画像が見られます
実際の連携イメージ(出典:ドリーム・アーツ) 実際の連携イメージ(出典:ドリーム・アーツ)
※クリックすると拡大画像が見られます

 データの一覧画面からは、蓄積情報を用途に合わせて検索、確認、出力可能。タスクの期日、間に合ったかなどの実績確認もできるという。

 ワークフロー機能で業務プロセスの明確化もできるとしている。

 タイトーのマーチャンダイジング事業本部 開発生産部 開発課の渡邊朝哉氏は「業務をそのまま電子化するだけでなく、デジタル化ならではの業務のあり方にシフトする」が目標とコメントしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]