アミューズメント施設の運営などを事業とするタイトー(新宿区、従業員数752人)は、開発する年間約1200ほどの新景品の管理にビジネスプロセス管理(BPM)型ウェブデータベース「SmartDB」を活用。
紙と「Excel」での管理から、デジタルを活用して現場主導で管理できる体制に移行したという。6月22日、サービスを提供するドリーム・アーツ(渋谷区)が発表した。
開発、生産、販売といった景品に関わる情報を、紙と一つのExcelファイルで管理。
名前やコード、カテゴリ、単価といった100項目ほどの各項目を、工程に関わる部署それぞれがExcelに手作業で転記、マージしていたという。
目視確認も含めた更新作業の負荷が高く、ファイル容量肥大化に伴う動作遅延とともに課題だったとしている。
ワークフローや営業支援、業務アプリ作成ツールなどのさまざまな製品/サービスを検討し、業務を自動化、標準化できるSmartDBを選定。
データを一元管理しながら分析基盤にもできる「ウェブデータベース」機能、ほかのアプリのデータを参照、チェックして入力漏れやミスを軽減できる「入力チェック」機能に加え、業務部門自らで開発、運用できる点を評価したという。
一つの商品開発で発生する企画、開発、生産管理、受注管理といった各業務を、商品の情報となる“商品マスター”を起点に一元管理。
各業務に必要な情報の入力や内容のチェックを自動化し、手動での転記や記入漏れ、確認といった作業を不要にできると説明している。
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データの一覧画面からは、蓄積情報を用途に合わせて検索、確認、出力可能。タスクの期日、間に合ったかなどの実績確認もできるという。
ワークフロー機能で業務プロセスの明確化もできるとしている。
タイトーのマーチャンダイジング事業本部 開発生産部 開発課の渡邊朝哉氏は「業務をそのまま電子化するだけでなく、デジタル化ならではの業務のあり方にシフトする」が目標とコメントしている。