松岡功の一言もの申す

Google CloudとWorkdayが結んだ戦略的パートナーシップの背景とは

松岡功

2021-08-19 11:22

 Google CloudとWorkdayによるクラウドサービス事業での戦略的提携は、どのような思惑や背景があるのか。筆者なりに探ってみたい。

WorkdayがGoogle Cloudを「優先クラウドパートナー」に

 Google CloudとWorkdayが米国時間8月10日、クラウドサービス事業で戦略的パートナーシップを結んだことを発表した。WorkdayがGoogle Cloudを「優先クラウドパートナー」と位置付けて「Google Cloud Platform」(GCP)上でWorkdayのアプリケーションを利用できるようにするとともに、今後は業種別ソリューションのマーケティングおよびセールスを共同で展開していく構えだ。

 両社の提携内容については第一報をご覧いただくとして、ここでは両社の代表者が発表に寄せたコメントの要点を紹介しておこう。

 「お客さまはこれまで以上にデータの保存やアクセス、管理の場所に関して、選択肢や柔軟性、開放性の向上を求めている。GCP上でWorkdayを実行することで、エンタープライズグレードのセキュリティやスケーラビリティー、パフォーマンスを維持しながら、データを最大限活用できるようになる」(Google Cloud CEOのThomas Kurian氏、写真1)

写真1:Google Cloud CEOのThomas Kurian氏(出典:Google Cloud)
写真1:Google Cloud CEOのThomas Kurian氏(出典:Google Cloud)

 「両社のパートナーシップにより、お客さまに双方の革新的なサービスをパブリッククラウドによって提供し、投資に対する確固たる価値を得ていただきたい。両社で市場をリードするクラウド機能を提供し、お客さまがデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速できるように支援していきたい」(Workday 共同CEOのChano Fernandez氏、写真2)

写真2:Workday 共同CEOのChano Fernandez氏(出典:Workday)
写真2:Workday 共同CEOのChano Fernandez氏(出典:Workday)

 提携内容で注目されるのは、サービスの連携だけでなく、業種別ソリューションのマーケティングおよびセールスを共同で展開していくことを明言していることだ。お互いに相応のリソースを投入することになるだけに、この提携に向けた両社の力の入れようがうかがえる。また、当初は米国内だけを対象としているとのことだが、両社ともグローバル企業だけに米国内で奏功すれば、日本も含めてグローバルに展開していくだろう。

 では、両社それぞれにどのような思惑や背景があるのか。以下、筆者なりに探ってみたい。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. ビジネスアプリケーション

    きちんと理解できていますか?いまさら聞けないインボイス制度の教科書

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  5. セキュリティ

    緊急事態発生時にセキュリティを維持するための8つの戦略と危機管理計画チェックリスト

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]