Amazon Web Services(AWS)とNECは9月8日、5G(第5世代移動体通信システム)や電子政府などのクラウド技術活用とビジネス推進で協業関係を強化すると発表した。両社は2020年11月にコーポレートの戦略的協業関係を結んでいる。
今回の協業強化について5G領域では、AWSクラウドとエッジソリューションを利用し、5Gモバイルコア、Operation Support System/Business Support System、ローカル5G(小規模5G)に関するソリューションとメニューを開発し、世界各地の通信事業者や5G活用企業などに向けて展開する。
電子政府領域では、NECがAWSの政府機関コンピテンシーパートナーに認定され、NECがオファリングメニュー開発と提供に取り組む。また、ハイブリッドクラウドソリューションの拡充も図るとしている。
NECは、2020年11月時点で約1500人だったAWS認定資格保有者を2000人に増やしており、2023年までに3000人体制に増強する計画。同社は、クラウドプロジェクトで国内最大規模の提供体制を堅持しているとアピールしている。