富士通は、アプリケーションの迅速かつ柔軟な開発・変更を可能にするクラウド基盤「FUJITSU Hybrid IT Service Digital Application Platform」の国内提供を開始した。2023年度末までに1000システム以上の導入を目指す。
これは、業務システムにおけるコンテナー利用や効率的なアプリケーションの開発、実行、運用が可能なプラットフォーム機能を提供するクラウドサービス。迅速かつ頻繁にアプリケーションの開発および機能や性能向上に取り組む企業や、基幹業務のプロセス変更に伴うアプリケーションの継続的な更新に課題を抱える企業、コンシューマー向けサービスの展開や災害対策など複数のプラットフォーム上で本格的にコンテナーを利用する企業などのニーズに合わせて、アプリケーションの開発から運用までトータルに支援する。
![コンテナーの運用イメージ(出典:富士通)](/storage/2021/10/01/bebac1569739a228ab54df2f5f7b7f25/211001_fujitsu_001.jpg)
コンテナーの運用イメージ(出典:富士通)
![料金体系および提供開始(出典:富士通)](/storage/2021/10/01/b27543936166f1b09feb91a7c1f58352/211001_fujitsu_003.jpg)
料金体系および提供開始(出典:富士通)
既存システムで富士通がサポートするコンテナー対応ミドルウェアを利用している企業は、コンテナー上で同じミドルウェアを利用できる。これによりアプリケーション開発時の全面改修を回避でき、さらにコンテナー化した複数プラットフォーム上のアプリケーションを統合的に運用できるサービスにより、専門技術者が不在でも容易に運用可能だ。
富士通がサポートするコンテナー対応ミドルウェアを利用している場合、「RedHat OpenShift」をベースとしたコンテナー基盤で現状のミドルウェアを利用可能なため、既存アプリケーションを全面改修することなくスムーズにコンテナー化を実現できる。
アプリケーション開発基盤、アプリケーション実行基盤、マルチコンテナ運用管理、データベース、API管理などのカテゴリー別の料金体系および提供開始時期は下記の通り。
![各ニーズごとのDigital Application Platformの特徴(出典:富士通)](/storage/2021/10/01/2e39eeb8a7d5beb4a214a9768e2beb3e/211001_fujitsu_002.jpg)
各ニーズごとのDigital Application Platformの特徴(出典:富士通)