大塚商会とNEC、dotDataは、人工知能(AI)ソフトウェア「dotData」について中堅・中小企業向けに価格・構成を抑えた「dotData Lite」を開発し、大塚商会が販売を開始した。先行販売する「大塚商会dotData AI分析サービス」を含め、2022年末までに100セットの販売を見込む。
dotDataはAIを活用して予測分析プロセス全体を自動化するソフトウェア。国内ではNECがdotDataから同ソフトウェアの独占販売権を取得し、2018年の提供開始以来、企業内に蓄積されるビッグデータを活用した課題解決を加速してきたという。
3社では、dotDataを活用して大塚商会が顧客の各種経営指標を分析する「大塚商会dotData AI分析サービス」を共同開発し、6月から提供している。
サービス提供イメージ
今回データ活用のプロセスを内製化したいといった企業からの要望を受け、中堅・中小企業や、分析対象が小規模の部署単位で自らデータ分析を行える「dotData Lite」を開発した。この製品は、最小5ノード構成の「dotData Enterprise」に対し、保有するデータ量が少ない企業向けに1ノード構成となっているため、低コストで利用できる。
税別利用価格は月額35万円から。