三井住友海上火災保険(三井住友海上)とあいおいニッセイ同和損害保険(あいおいニッセイ同和損保)は、経費管理の効率化とインボイス制度などの税制改正への対応を目的としたグループ共通の経費システムに、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」と「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を採用した。日本オラクルが発表した。両社はMS&ADインシュアランス グループ ホールディングス傘下の中核事業会社。
なお同システムの構築はMS&ADインシュアランス グループのシステム中核会社であるMS&ADシステムズが担当する。
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、「Oracle Cloud ERP」について上流から下流のデータモデルを整備し、経費の入力データを支払いまで一元化できる点や、社内経費可視化によるガバナンスの向上とより戦略的な分析を促進できる点を評価した。
また、OCI上でアプリケーション統合・連携し、ビジネス環境の変化や将来の変革に対応できる基盤である点も評価している。
このほかOracle Cloud ERPはワークフローの標準化、リモートワークへの対応を通じて、BCP対策の強化にも貢献する。両社は、新制度や法改正などへの対応、キャッシュレスやペーパーレス、リモートワークを同時に促進するため、紙ベースの経費処理をデジタル化し、入力されたデータを支払いまでOracle Cloud ERPで管理する。