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「想像力」と「コラボレーション力」でモノ作りの限界を突破--3年ぶりリアル開催の 「3DEXPERIENCE World 2023」 - 19/22

鈴木恭子

2023-02-21 06:30

 リアルイベントはやっぱり“熱量”がケタ違いだった――仏Dassault Systemesは2月9日から4日間、米国テネシー州ナッシュビルで年次イベント「3DEXPERIENCE World 2023」を開催した。このイベントは、同社が提供する3次元設計(3D CAD)/製造ソリューション「SOLIDWORKS」のユーザーを対象としたもので、リアルでの開催は3年ぶりとなる。

 「3DEXPERIENCE」とは、同社が提唱するクラウドベースの製造業向け技術情報共有戦略だ。同社が擁する製品ポートフォリオを、機能(ロール)ごとにクラウド上で提供する。オンプレミス環境での利用が圧倒的に多い3D CADの環境をクラウドに移行し、スムーズな情報共有や設計プロセス全体の効率化を図るのが目的だ。今回のイベントでは、「情報共有」や「コラボレーション」「コミュニケーション」の重要性が強調されると同時に、3D CADを中心とした「バーチャルツイン」の可能性や、人工知能(AI)が設計にもたらすインパクトなどが示された。ここでは4日間のイベント内容を写真とともに紹介する。

Dassaultは複雑化する社会情勢に対応する技術として「バーチャルツイン」を提唱している。バーチャルツインとは数学的モデルや科学的法則に基づいて実世界を再現し、製造プロセスデータなどと複合的に組み合わせてシミュレーションするアプローチを指す。Charles氏は、「バーチャルツインは単に製品を改善するだけではなく、生活や社会を改善するシミュレーションもできる」と主張している

Dassaultは複雑化する社会情勢に対応する技術として「バーチャルツイン」を提唱している。バーチャルツインとは数学的モデルや科学的法則に基づいて実世界を再現し、製造プロセスデータなどと複合的に組み合わせてシミュレーションするアプローチを指す。Charles氏は、「バーチャルツインは単に製品を改善するだけではなく、生活や社会を改善するシミュレーションもできる」と主張している

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