リアルイベントはやっぱり“熱量”がケタ違いだった――仏Dassault Systemesは2月9日から4日間、米国テネシー州ナッシュビルで年次イベント「3DEXPERIENCE World 2023」を開催した。このイベントは、同社が提供する3次元設計(3D CAD)/製造ソリューション「SOLIDWORKS」のユーザーを対象としたもので、リアルでの開催は3年ぶりとなる。
「3DEXPERIENCE」とは、同社が提唱するクラウドベースの製造業向け技術情報共有戦略だ。同社が擁する製品ポートフォリオを、機能(ロール)ごとにクラウド上で提供する。オンプレミス環境での利用が圧倒的に多い3D CADの環境をクラウドに移行し、スムーズな情報共有や設計プロセス全体の効率化を図るのが目的だ。今回のイベントでは、「情報共有」や「コラボレーション」「コミュニケーション」の重要性が強調されると同時に、3D CADを中心とした「バーチャルツイン」の可能性や、人工知能(AI)が設計にもたらすインパクトなどが示された。ここでは4日間のイベント内容を写真とともに紹介する。