ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行と北海道銀行は、行員4200人を対象に営業DXサービス「Sansan」を導入した。Sansanが発表した。
今回の導入により両行は、スキャンした名刺やメール署名をSansan上に蓄積して組織内で共有・可視化できるようになった。さらに、蓄積した顧客情報を活用してメール配信やオンラインセミナーを実施するなど、営業/マーケティング活動のデジタル化を後押しできる。またSansanのデータを顧客関係管理システム(CRM)と連携・統合することで、部門ごとに保有していたさまざまな顧客情報を全行で共有できるようになる。
Sansanは、名刺だけでなく、面会やメールのやりとり、セミナー参加情報といったあらゆる顧客との接点を正確にデータ化して一元管理する。標準搭載した100万件以上の企業情報と組み合わせ、ユーザー独自のデータベースを構築。このデータベースやメール配信などの機能活用により、アナログとデジタルを融合させたハイブリッドな営業/マーケティング施策が可能になるという。
ほくほくフィナンシャルグループは、デジタルを活用したサービスの向上やビジネス領域の拡大によるサービスの多様化、デジタル業務改革による生産性向上を重点戦略として掲げている。
同グループでは従来、名刺情報を属人的に管理しており、営業においても、法人顧客に対面訪問して金融商品やセミナー開催などの案内をチラシで配布するとともに、紙で申し込みを受け付けることが一般的だったという。