IT企業の年頭所感

競争優位性を高め、お客さまや社会全体に向けた提供価値を最大化--NTTデータG・本間氏

ZDNET Japan Staff

2024-01-10 07:00

 2024年に向けたIT企業のトップメッセージを紹介する。

NTTデータグループ 代表取締役社長 本間洋氏

 世界でさまざまな変化が起こった2023年は、NTTデータグループにとっても大きな変化の年でした。7月には、持株会社制に移行し、NTTデータの持株会社(NTTデータグループ)、国内事業会社(NTTデータ)、海外事業会社(NTT DATA, Inc.)の3社からなるグローバル経営体制がスタートしました。本体制への移行は、事業規模の拡大に伴い、変化のスピードが速いデジタル時代にふさわしい機動性のある経営を推進するために行ったものです。これにより、国内・海外各地域のニーズ、商習慣、法規制などを踏まえて、お客さまやビジネスの現場に近いところでさまざまな意思決定を行い、スピーディーに意思決定ができる体制となりました。また、持株会社においては、グループの全体最適を図るため、グローバル戦略の策定、グローバルシナジーの創出、グローバルガバナンスを強化しています。

 2024年は中期経営計画を着実に進めながら、グローバルにおいて、コンサルティングからアプリケーション、データセンターやネットワークに至る広範なソリューションをフルスタックで提供することにより、さらにビジネスを拡大していきます。3社それぞれが強みを磨き、グローバルレベルのベストプラクティスを数多く作り出して、3社が強連携していくことで競争優位性を高め、お客さまや社会全体に向けた提供価値を最大化していきます。

 真のグローバル企業に向けた重要なステップである現中期経営計画では、2025年までにグローバルトップ 5として世界のお客さまから信頼される企業「Trusted Global Innovator」になることを目指しています。Global 3rd Stageの到達に向けた経営目標に向けて邁進するとともに、経済価値と社会価値を両立させて追及するサステナビリティ経営を事業の中心に据え、実践していきます。

 生成AIの登場など、エポックメイキングな変化が起こる時代にあっても、NTTデータグループはITを駆使したしくみをお客さまとともに最後まで粘り強くつくり上げ、作り上げた後も改善を繰り返しながら、お客さまの事業や社会の発展に貢献していきます。2024年も、NTTデータグループは、新しい社会の仕組み、新しい未来を創り、「Make the world a better place」を目指して、企業理念である「より豊かで調和のとれた社会」を創るための挑戦を続けていきます。

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