エン・ジャパン、求人サイトにオブザーバビリティを導入

ZDNET Japan Staff

2024-03-05 13:34

 New Relicは、同社のオブザーバビリティ(可観測性)サービスが、エン・ジャパン運営の求人サイト「エンゲージ」に導入されたと発表した。

 New Relicによると、エン・ジャパンが2023年に示した中期経営計画で「5年で10倍のビジネス成長」を掲げており、アプリケーション開発の内製化、エンジニア増員、オブザーバビリティ活用を推進している。

 「エンゲージ」は、社員とアルバイトの求人サイトになり、2024年2月時点で約60万社・約158万件の求人情報を掲載しているとのこと。エン・ジャパンは、同サイトをリニューアルし、マイクロサービスアーキテクチャーによるコンテナーアプリケーションへの移行を進め、中期経営計画にある「10倍のビジネス成長」に耐える、さらなる高信頼性と拡張性のあるサービス基盤を目指しているという。

 オブザーバビリティの導入効果は、トラブルシューティングの迅速化と従来可視化されなかった不具合の潰し込みになる。アプリケーションのプロセスやインフラ全体の可視化、各種観測データによって、アプリ開発側と基盤運用側が情報を共有し、問題解決・サービス改善品質に向けた協力と対応フローの円滑化が図られた。特にインシデントの対応工数は、以前の半分以下に減ったとしている。

 また、エンジニア組織の拡充とシステム投資における意思決定に関して、New Relicからのデータを経営層に提示できるようになった。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]