サイボウズは8月2日、ネットワーク構築のクロスヘッドの株式を追加取得して、連結子会社とすることを発表した。サイボウズとクロスヘッドは資本提携しており、今年4月にクロスヘッド株を13.3%取得している。今回の追加取得でクロスヘッド株を54.0%所有する。
サイボウズは、ビジネスポータル事業「cybozu.net」を進めており、cybozu.netの構築・運営をクロスヘッドに委託している。サイボウズとクロスヘッドは、両者の協業関係を広げてシナジー効果を高めるために、資本提携関係を結んだ4月の時点でクロスヘッド株の取得比率を高めていくことを計画していたという。
cybozu.netは8月22日に本格展開する。サイボウズとクロスヘッドは現在、同サイトでの新しいツールを共同で開発しており、両社の関係は以前より深まっているとサイボウズは説明している。サイボウズは、クロスヘッドを連結子会社とすることで、クロスヘッドとの関係がシナジー効果をもたらすと判断して、株式を追加取得した。
サイボウズは今年1月に、新製品・新サービスを提供するために、外部との提携、企業の合併・買収(M&A)を積極的に進めていくとの戦略を明らかにしている。今回の連結子会社化も、その戦略の一環としている。