日立製作所は10月3日、武田薬品工業と情報システム会社を合弁で設立することを発表した。武田薬品は新会社に情報システム業務を外部委託(アウトソーシング)する。
武田薬品が日立に情報システム業務をアウトソーシングして、設立される新会社が受託する。日立と武田薬品の契約期間は10年間。武田薬品は、情報システムの企画部門のみを残し、新会社に開発、維持管理、保守運用をアウトソーシングする。
新会社の資本金は現在交渉中だが、日立が66%、武田薬品が33%それぞれ出資することが決まっている。新会社は、武田薬品から60人前後が出向し、日立グループから10人前後が出向して、70人規模となる見通し。
新会社は2006年4月から業務を開始し、医薬品業界向けの情報システムを開発する。2年後の2008年4月には、日立が新会社の全株式を取得して、新会社は日立の100%子会社になる予定。