6月15日、NTTデータ、ターボリナックス、ミラクル・リナックスなどを理事会社として13日に「セキュアIT基盤開発推進コンソーシアム」を設立したことが発表された。
同コンソーシアムは、ITの基盤技術におけるセキュリティ機能を強化するために必要な課題を抽出し、これら課題を克服するため、技術開発などの分野で産学が協力して取り組むことを目的とする。
具体的な活動計画は、「セキュアジャパン2006に関連したセキュリティ関連技術項目の研究」「セキュアなソフトウェア基盤開発に向けての要件整理と政府へのプロジェクト提案」「セキュアIT基盤開発に関わるプロジェクトへの協力」「内閣官房、政府関係省庁とのセキュリティ分野に関する意見交換」「セキュリティ関連会議への支援」。
筑波大学大学院システム情報工学研究科教授の加藤和彦氏が会長を務め、NTTデータ、ターボリナックス、日本高信頼システム、NEC、日立製作所、富士通、ミラクル・リナックスが理事会社となる。会員は、イーゲル、テンアートニ、電子商取引安全技術研究所、社団法人の電子情報技術産業協会、みずほ情報総研、三菱電機。顧問として、東京大学大学院情報理工学系研究科教授の米澤明憲氏、東京工業大学大学院情報理工学研究科教授の柴山悦哉氏が名を連ねる。
事務局は、日本高信頼システム内に置かれる。