ILOGは10月25日、Shanghai Baosight Software Joint Stock Limited Companyと戦略的に提携することを発表した。この提携によりILOGは、中国市場への進出が加速することを期待している。ILOGは同時に、上海に本拠を置くシステム・インテグレーター(SI)であるShanghai FirstTechの株式の35%の所有権を1440万中国人民元(180万ドル)で取得する。
Baosight Softwareは、Shanghai FirstTech株式の41%を保有し、Baosight SoftwareとともにFirstTech創業のベンチャーパートナであるFirst Technologiesは24%を保有する予定。この提携により、ILOGのアジア地域担当上級副社長であるBounthara Ing氏とILOGのアジア太平洋地域責任者であるFoo Jong Tong氏が役員としてFirstTechに参加する。
ILOGでは2002年に北京に営業拠点を開設し、中国市場に進出している。中国の金融機関であるChina Construction Bank(中国建設銀行)、China Everbright Bank(中国光大銀行)、Taiping Life Insurance(太平人寿保険有限公司)など、多くの企業、教育機関と緊密な関係を築いている。