電通国際情報サービス(ISID)は11月10日、オープンソースのJ2EE開発フレームワーク「Seasar2」向けの商用サポートサービスを拡充した。サポート対象モジュールを増やすとともに、最新版以外もサポート対象とする「バージョン固定サービス」を提供する。
Seasar2は、国内のオープンソース組織であるSeasarファウンデーションが開発/管理するJava開発用フレームワーク。ISIDは、2005年11月からSeasar2向け商用サポートサービスを提供している。
この1年間でSeasar2のモジュールが増えたのにともない、ISIDは新たに6種類のモジュールをサポートする。これにより、以下の10モジュールがサポート対象となる。
- Seasar2
- S2Dao
- S2Flex
- S2JSF
- S2Struts
- S2Hibernate
- Teeda
- KuinaDao
- S2Dxo
- 2Flex2
- S2HibernateJPA
- Chura(Seasar2、Teeda、KuinaDao、Dolteng、Uujiで構成されるスタック)
ISIDは、リリース後最長7年までのバージョンをサポート範囲とするバージョン固定サービスも追加した。顧客の利用したSeasar2のモジュールをISIDが保持することで、「顧客固有の問題に対し、柔軟かつ長期にわたるサポートを提供する」(ISID)。
税別年間サポート料金(税別)は、最新バージョンおよびバージョン固定とも、5インシデントが30万円、20インシデントが60万円となる。