TISとオービックビジネスコンサルタント(OBC)は8月27日、OBCの業務パッケージソフト「奉行V ERP」を活用した電子データ交換(Electronic Data Interchange:EDI)ビジネスで協業すると発表した。
今回の協業で、両社はEDIビジネス分野での共同開発、運用、マーケティング・営業活動を行っていく。両社は、今秋発売開始されるOBCの中規模企業向け業務パッケージである奉行V ERPをベースとした業界別EDIテンプレートを共同開発し、処理センターとしてTISデータセンター内にECプラットフォーム「ECセンター for 奉行」を構築する。
ECセンター for 奉行はSaaS(Software as a Service)型で提供されるため、EC取引環境構築にあたり多くの企業の課題であったEDIシステムの導入や維持負担を軽減できる。また、操作画面を奉行V ERPと統一するなど、OBCの業務パッケージとの連携を図ることで、業務の効率化も実現されるとしている。
TISのデータセンター運用ノウハウやSCM関連システムの開発実績と、OBCが持つ顧客基盤やパートナー網を組み合わせることで、安く簡単にEC取引へ参加できる機会を中堅・中小企業に提供していく考えだ。また両社は、今秋からマーケティング・営業活動を行い、今後3年間で同サービスの接続社数1万社の達成を目標とする。