電通国際情報サービス(ISID)は、ファットウェアが開発した高画質デジタルビデオ伝送ソフトウェア「DVcommXP Version3」の販売を開始した。
DVcommXPは、ネットワークを利用してDV規格の高画質テレビ映像を伝送するソフトウェア。Windows XP、Windows Vistaに対応する。RFC3189に準拠したDV over IPと呼ばれる技術を採用しており、e-ラーニング、イベント中継などのインフラとして利用できるほか、1台のパソコンで送受信を同時に行えることから、双方向性を活かしたテレビ会議、遠隔授業などに利用することが可能だとしている。
また、DVcommXPの映像伝送機能を利用して、最大4地点からの映像を合成するソフトウェア「QualImage/Quatre」や、ビデオオンデマンドサーバ「QualImage/DANS」と組み合わせることで、多拠点に渡るTV会議、遠隔地授業をはじめ、高画質という特徴を活かし、遠隔地で行なわれる手術の中継など、幅広い分野に応用することができるという。
ISIDではDVcommXPをブロードバンドアプリケーションの核のひとつとして、企業、官公庁、学校、病院などの各方面で利用できるよう、「映像情報システム」としての提案も行っていくという。