Wall Street Journalは、Microsoftがまもなくローンチする「クールになるための」キャンペーンで「Windows Not Walls」というスローガンを採用すると報じた2番目のメディアである。(同じスローガンについて初めて報じたAdWeekの記事はこちら。)
広告会社のCrispin Porterが3億ドル以上をかけたキャンペーンで、Bill Gates会長とともに主役に立てようとしているのが誰であってもよい。Seinfeldか、Chris Rockか、Hillaryか、Michael Phelpsか。しかし筆者はCrispinとMicrosoftがどのような種類のメッセージを送ってWindowsのイメージを再活性化させるつもりなのか、そしてAppleに押され気味のMicrosoftというイメージを減ずるつもりなのか、という点が気になる。
9月4日から始まるキャンペーンがどのようなものになろうと、筆者が含まれると踏んでいるテーマには、以下のようなものがある:
- Windowsはどこにでも存在する。PCにも、モバイル機器にも、クラウドのなかにも存在する。(XboxやZuneにもあるとは言い難いが、広告会社がそれをデザインに盛り込んで描くことをやめようとはしないだろう。アップデート:技術的にはWindowsはXbox内に存在すると主張できると、Window-Now.comのRobert McLaws氏から指摘を受けた。)
- Windowsはあまねく存在するために、デスクに縛られる必要がない。ビーチでも、ボートの上でも、バスタブでも、堀の上でも、Windowsコンピューティングが可能である。(ドクター・スースの出番です。)
- Windowsは閉鎖的なエコシステムではない。Windowsセントリックな機器を構築するPCや電話メーカーは数多い。Windows Liveプログラミングのインターフェースをプログラムやサービスに組み込む開発者もいる。(しかしこの広告キャンペーンで頭角を現すためには「API」や「エコシステム」といったクールでない言葉を予期しないでほしい。またAppleに関する直接的な言及があるとも思えない。それはとにかく、Microsoft風のやり方ではないのだ。)
お遊びで、何が出てくるのかを見るために「Windows, Not Walls」とグーグルしてみた。参考資料ナンバーワンとして出てきたのは「Writing Assignments as Windows, Not Walls: Enlivening Unboundedness through Boundaries」と題する教育的ペーパーの概要であった。Dan Fogelbergの8枚目のアルバム「Windows and Walls」への言及もいくつかみられた。また壁は作業しないが窓を作業する(または窓と壁の両方)という住宅建設会社から数多くの広告がみられた。うーむ。あまりインスピレーションは得られなかった…。
Microsoft帝国が反撃するかどうかについて?Microsoftは王道、しかし退屈な路線を選び、単にBill Gatesを中心としたパロディー動画がもうひとつできることになるか?テーマソングはできるのか?アクションフィギュアは?「Live Search Cashback」の無料クーポン?「Engineering Windows 7」ブログにゲストとして投稿するチャンスを得るのか?
Microsoftには来たる「Windows, Not Walls」キャンペーンの一環として何を期待するか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ