SAS Institute Japanは10月23日、製造業向けソリューション「SAS Quality Lifecycle Analysis」および「SAS Demand Driven Forecasting」を提供開始した。
SAS Quality Lifecycle Analysisは、品質に関するデータを一元的に統合し、問題発生の監視、問題が発生した場合の原因分析を行い、情報共有を実現するソリューション。品質向上、歩留まり率向上、品質維持の支援を行う。KPIに基づく品質傾向や製造工程などのモニタリングによる製品品質の管理、品質不良や品質問題を解決するための詳細な原因分析(品質解析)、分析結果のレポーティングといった機能を備える。
一方の、SAS Demand Driven Forecastingは、各部門や業務プロセスにまたがる計画立案と部門間調整を支援し、製造と販売など全社レベルでの在庫最適化を実現するソリューション。高精度な需要予測に基づいた計画立案と調整に加え、計画と実績の乖離への対応、販売トレンドなどのモニタリングによる市場変化への対応をサポートする。
いずれのソリューションも、個別の業務システムがさまざまな形で持っている大量のデータを収集し、統計学的アプローチによる高度な分析を可能にすることで、製造品質だけでなく販売やサポートを含めた市場品質の統合的な管理、販売効率の最大化を図れるとする。
価格は、SAS Quality Lifecycle Analysisが2200万円より。SAS Demand Driven Forcastingが2500万円より。