Microsoftの代表者は1カ月前、次期「Office 2010 Pro Plus」の名前と機能の1つに触れた。Microsoftのプレゼンテーションと思われる新しいスライドのおかげで、次期版がどのようなものなのか少し見えてきた。
Microsoftは2009年5月--Microsoftが「Groove」のオンライン/オフライン同期機能を「SharePoint Workspace Manager」に改名することがTwitterでリークしてしまった後だ--、最新のSharePoint Workspaceと「OneNote」をOffice 2010 Pro Plusの一部として提供すると述べた。その後、Microsoftの担当者は、これ以外にどのアプリケーションや機能が加わるのかについて、コメントを控えている。
6月18日、UX EvangelistのブロガーStephen Chapman氏は、Microsoftのものというスライドを同ブログで公開した。このスライドでは、これ以外にOffice 2010に含まれる機能として、以下のような機能を挙げている。
・Word
・Excel
・PowerPoint
・Outlook
・OneNote
・Publisher
・Access
・InfoPath(電子フォームクライアント)
・Commnunicator(企業向けIMクライアント)
・SharePoint Workspace
このスライドによると、Office 2010 Pro Plusにはサーバー統合機能も加わるようだ。デスクトップクライアントでSharePoint Serverとの統合が加わるだけでなく、「Office Communications Server」とMicrosoftのIP Rights Management技術とも密に統合できるようだ。
また、このスライドは別のOffice 2010の存在も明らかにしている。Microsoftが正式に発表していない「Office 2010 Enterprise」だ。Office 2010 Enterpriseは、Office 2010 Pro Plusと同じ機能を揃えるようだ。もし「Windows 7 Enterprise」と同じようなものであれば、「Software Assurance」付きのボリュームライセンスのみで提供されることになる。
(Chapman氏は過去にもMicrosoftのプレゼンをリークしたことがあり、これまでを考慮するとこのスライドは信用できると私は確信している。Microsoftの担当者に、このスライドと、このスライド上にある情報が正確かどうかを問い合わせてみた。返事があればここで紹介したい。アップデート:Microsoftの担当者は、OneNoteとSharePoint Workspaceが、Pro Plusとして知られるOffice 2010に含まれること以外は、このスライドとスライド上の情報についてコメントを控えた。)
Microsoftは、Office 2010とSharePoint 2010の招待制のコミュニティテクニカルプレビュー(CTP)を7月に開始する計画だ。Office 2010クライアントスイートのCTPビルドは5月中旬にリークしており、広くダウンロードされている。
Office 2010ベータは2009年後半にリリースの予定だ。Microsoftの代表者は、正式版は2010年前半に提供すると述べている。Office 2010のラインナップと価格は、まだ正式に発表されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ