SAPとNTTデータ、会計システムとバンキングサービスの相互接続で合意

冨田秀継(編集部)

2009-09-17 12:12

 SAPジャパンとNTTデータは9月17日、「SAP ERP」と「ANSER」を相互接続し、導入サービスを提供していくことで合意したと発表した。SAP ERPをANSERに直接接続する機能を「SAP NetWeaver」上で開発し、NTTデータが接続に関わる技術協力を提供することで合意。年内にも開発と検証を終えたい意向だ。

 相互接続が実現すれば、SAPユーザーはANSERに接続された金融機関との間で、リアルタイムでバンキングサービスを受けることが可能になる。SAP ERPに直接、複数行に対する日々の口座の残高、入出金明細、振込や振替の結果などの情報を自動的に取り込めるようになり、会計帳簿との残高突合や売掛金、買掛金などの消し込み処理の自動化が可能になるという。

 金融機関向けに提供されているANSERは、入金通知など顧客への連絡、顧客からの残高照会などへの応答、顧客の口座からの振込や振替などを自動化するサービス。1981年からサービスを提供しており、全国で500を超える金融機関が利用している。

 両社によれば、従来は企業の会計システムとANSERのようなバンキングサービスが直接接続されている例はまれであった。そのため、大手企業では取引銀行数や口座数が多く、取引件数も膨大なため、事務の非効率性や処理遅延、運用面でのミスや不正の抑止などが大きな課題になっているという。

 両社では相互接続が会計処理の効率化に加え、オペレーション上のミスや不正の防止にもつながるとみている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. ビジネスアプリケーション

    きちんと理解できていますか?いまさら聞けないインボイス制度の教科書

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  5. セキュリティ

    緊急事態発生時にセキュリティを維持するための8つの戦略と危機管理計画チェックリスト

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]