NECは1月21日、クラウドコンピューティングの構築を支援するITネットワーク統合パッケージ製品「Cloud Platform Suite」を発表した。
Cloud Platform Suiteは、サーバ「Express5800シリーズ」、ストレージ「iStorageシリーズ」、ネットワーク機器「UNIVERGEシリーズ」、統合管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」と、基本構築サービスをパッケージ化したもの。NECでは、「企業は短期間で容易にクラウド環境を実現することが可能になる」としている。
最短1時間で構築できるクラウド環境
Cloud Platform Suiteは、「システム構築期間の短縮」「データセンター/マシンルーム環境に最適化」「簡易な運用環境を提供」の3つを柱としている。ハードからソフトまで、クラウド環境構築に欠かせない要素をあらかじめ組み合わせて検証し、必要なソフトウェアをインストールしてから提供する。
NEC サーバワークステーション事業本部長の庄司信一氏は、システム構築期間が「個別製品で構築する場合は5日かかっていたが、最短で1時間に短縮することが可能」になったと説明。導入企業にとっては「トータルコストが低くなり、メリットが大きい」(同)という。
Cloud Platform Suiteは、企業側の必要に応じて3つのパッケージを用意している。