インフォマートと日立情報システムズは1月26日、合弁会社インフォライズを20日付けで設立したと発表した。インフォライズは、資本金が1億5000万円、資本準備金が1億5000万円、合計3億円の出資金からなる株式会社で、所有の割合はインフォマートが51%、日立情報システムズが49%。
インフォライズでは、設立と同時にクラウド型販売促進情報プラットフォーム「Foods Info Rise 販促支援システム」の提供を開始した。Foods Info Rise 販促支援システムは、食品メーカーが販売促進用として提供する商品情報やレシピ情報などをデータベース化し、即時に食品卸業企業へ提供、配信できるシステムだという。これにより、これまでメーカーと卸との間で行われてきたデータの授受や、パンフレットなどの商品販促物作成に関わる業務効率が改善できるとしている。
また、細やかな権限設定も可能で、社内の販売促進情報を営業担当者と共有するグループウェアとして活用できる。情報提供先はメーカー側でコントロールできるため、特定の食品卸に提供する情報とその他全ての食品卸へ提供する情報を区別して管理できるのも特長だとしている。
さらに、同システムとインフォマートがシステム提供しているフード業界向け企業間電子商取引プラットフォーム「FOODS Info Mart」や、日立情報が提供する飲食、外食業向け経営支援ASPサービス「BistroMate」とのデータ連携も行うとしている。