日本オラクル、中堅企業向け業務アプリの短期導入ソリューション拡充

大川淳

2010-06-03 17:48

 日本オラクルは6月3日、中堅企業向け業務アプリケーションのパートナー支援プログラム「Oracle Accelerate」のソリューションを拡充、新たに9種類追加されたと発表した。国際会計基準(IFRS)に対応するとともに、グループ企業向けERP(統合基幹業務システム)を強化している。

 同社では、業務アプリケーション群「Oracle Applications」を基盤に、業界業種や業務に特化して、パートナーが事業活動を進める上で蓄積した、さまざまな知識、情報やノウハウをひな型として、短期導入ソリューションの構築を支援するプログラムのOracle Accelerateを2007年10月から開始している。

 今回、6社のパートナーがOracle Accelerateのソリューションとして、9種類の新しい短期導入ソリューションを提供することが可能となり、日本でのOracle Accelerateは全部で5製品47種類に拡充されたという。今回新たにソリューションを提供するパートナーは、アクセンチュア、STNet、NS・コンピュータサービス、オージス総研、CSKシステムズ、東洋ビジネスエンジニアリング。

 これまでのソリューションは財務会計分野が中心だったが、今回はOracleの人材管理アプリケーション「PeopleSoft Enterprise HCM」、経営管理アプリケーション「Oracle Hyperion Financial Management」をもとに、IFRS対応に必要な連結会計を実現する短期導入ソリューションが、初めて提供されるという。また、従来の財務会計や購買調達の分野でも、自動車/自動車部品製造業種向け、建設/エンジニアリング業界向けのソリューションが新たに追加された。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  3. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]