NTTデータは2月8日、グローバル規模でのSAPビジネスを推進するためにグループ会社のリソースを連携させる体制「SAP Global One Team」を発足させたことを発表した。SAP製品やSAPサービスの導入から開発、運用までをワンストップでサポートできるという。
同社はSAPサポート提供能力を向上させるためにこれまでSAP事業の領域を広げ、リソースの強化を図ってきた。今回発足させたSAP Global One Teamは国内外のSAP関連グループ会社による横断組織。グループ11社、29カ国、約5000人のSAPコンサルタントで構成されている。海外企業では、これまでに買収してきたマレーシアのBusiness Formula、豪Extend Technologies、米Intelligroup、独itelligence、米Keane International、NTT DATA Asia Pacific。国内ではNTTデータとJSOL、NTTデータソルフィス、NTTデータウェーブ、クニエとなっている。
SAP Global One Teamでは、アップグレードツールやテストツールなどツールを共有するとともに、SAPテンプレートも共有する。また“グローバルロールアウト・ロールイン”を展開する(グローバル企業がグループ全体のテンプレートを海外の現地法人に展開するのがロールアウト、各地域会社がテンプレートを受け入れるのがロールイン)。加えてSAPコンサルタントが連携するとともに、24時間365日の体制が可能なデータセンターの運用なども展開していくとしている。