資生堂、管理職対象の人材管理システムと給与計算を一元管理する仕組みを構築

田中好伸 (編集部) 2012年04月23日 15時59分

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 資生堂は本社と国内外の関連会社の管理職を対象とする“グローバルタレント管理”と、分散していた国内約3万人の給与計算システムを一元管理するソリューションとして人事管理ソフトウェア「SAP ERP Human Capital Management(HCM)」を導入、第1段階として1月から国内で本格稼働させている。日本IBMとSAPジャパンが4月23日に発表した。

 資生堂は2017年度までに海外売上高比率を国内外で半々にすることを目標にしているが、人材のグローバル化を経営基盤強化策の一つとして注力しているという。本社と国内21社、海外35社の事業を中核となって支える人材である“コアポジション”に就く管理職などをグローバルレベルで育成していくためのシステムの整備を求められていたとしている。その基礎となる人事情報管理や給与計算などの人事業務システムが複数に分散されていたという状況も同時に改善する必要にも迫られていた。

 こうした背景から資生堂は、組織のパフォーマンス工場で大きな影響を与える能力を持つ人材(タレント)が、素養や能力、スキルなどの要件を持つ人材となるのかを特定し、人材の力を最大限に引き出すような投資や教育を行う手段としてグローバルタレント管理の仕組みの構築を決定している。同社は2009年10月からSAP ERP HCMを採用した新人事システムを構築するプロジェクトを開始している。

 世界各国の管理職とその候補者を対象とするグローバルタレント管理の支援システムの導入で、多言語に対応し、各国でのサポートを受けられ、実績を持つことが求められた。SAP ERP HCMはこれらの要件を満たし、ストレスなく各国への導入が期待できるという。人材スキルや能力情報、組織やポジションに求められる人材要件という“人と組織”の二つの管理軸での構成で人材育成と人材活用を支援できるとして、SAP ERP HCMを評価している。

 給与計算システムについては従来、営業職や事務職から、レストランや工場など国内の約100職種以上の給与体系の給与計算、管理に複数のシステムが利用され、分散していていた。SAP ERP HCMは一元的に管理し、標準化と効率化に貢献できるという。

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