しかし、本当にそうなるのだろうか?
筆者は、Azure上でクロスプラットフォームツールの開発を行う開発者が数多く出てくると予想している。しかし、企業全体の動きとしてはどうなのだろうか?彼らは、仮想化されたLinuxマシン上で仮想デスクトップやウェブサーバ、データベースサーバといったものを運用するのだろうか?その答えは、時とともに明らかになるだろうが筆者は、(Microsoftがもう1歩踏み込み、クラウドプラットフォーム上でLinuxを使用することによって得られる多大なメリットをしっかりと宣伝するようになれば)LinuxはAzureのおかげで、より普及するようになるだろうと予想している。
もしも10年前に誰かが、MicrosoftはLinuxというOSに対してこの種のサポートを提供する時代が来るなどと主張していたとしても、筆者は一笑に付していたことだろう。今ではどうだって?笑い飛ばすことはないはずだ。筆者は、MicrosoftのオープンソースOSに対する姿勢が今までとはまったく異なったものとなっており、少しでもリスペクトを得ようとこれまで必死に戦ってきたオープンソースOSに対して、今まで以上に注意を払っていくことになると信じている。
筆者は今回Microsoftに対して脱帽したい。オープンソースコミュニティからさまざまな蔑称で呼ばれることが多かったにもかかわらず、オープンソースに対する取り組みを加速させていく仲間を見るのは嬉しいものだ。その努力が長続きすることを願おうではないか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。