「Windows Azureは究極のオープンクラウドサービスである」
(日本マイクロソフト 平野和順 業務執行役員)
日本マイクロソフトが6月29日、同社のパブリッククラウドサービスであるWindows Azure向けの技術者イベント「Go Azure」を都内で開催した。業務執行役員でディベロッパー&プラットフォーム統括本部パートナー&クラウド推進本部長を務める平野氏の発言は、その基調講演の最後に「これがWindows Azureの新しいキャッチコピー」と前置いて語ったものである。
基調講演にWindows Azureのトレードカラーであるブルーのサイクルジャージで登壇した平野氏は、このほど大幅に機能強化されたWindows Azureについて、「完成に近づきつつある」と、その進化をアピールした。
平野氏によると、このほどのWindows Azureの機能強化の目的は、柔軟性、オープン性、信頼性といった3つのポイントをグレードアップすることにある。中でもとくに強調したのが、オープン性の向上である。
その内容は、各種言語(.NET、Java、PHP、Node.js、Python)や各種開発プラットフォーム(Windows、Mac、Linux)、各種実行環境(Windows、Linux)に対応するとともに、オープンソースコミュニティとも緊密な協力関係を築きつつあるというものだ。平野氏も「マイクロソフトは今後、オープンソースに力強くコミットし続けていく」と強調した。

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平野氏はまた、「究極のオープンクラウドサービス」というキャッチコピーとともに、Windows Azureによるオープンへのコミットを表したアイコン「<3」を披露した。同氏曰く「左へ90度回転してもらえればハートマークになる。それがWindows Azureのオープンに対する思いだ。見たまま、3より小さい、という意味ではないのでお間違えなく」とのこと。
そう語る同氏も「最初に見たときは、3より小さいとはどういう意味か、と米国の担当者に確認した」とか。このアイコンについては、筆者も少々残念な気がした。
それにしてもマイクロソフトがキャッチコピーで「究極のオープン…」という表現を使うようになったとは……隔世の感を抱いたのは筆者だけだろうか。
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