#8:明確な体系とガイドラインを確立する
部門のルールをあいまいなままにしておくと、後で手痛いしっぺ返しが待っている。ルールには(常に)例外があるものの、明確な線引きは誰もが必要としている。しかし、こういった線引きが無秩序であったり、特定の従業員に有利に働くようではいけない。ルールや規則は公正かつ矛盾のないものにしておく必要がある。従業員がガイドラインを明確(かつ公正)だと判断した場合、彼らは快くそれに従ってくれるはずだ。こういったルールを軽視していると、職場が混沌によって支配されるようになるだろう。
#9:従業員の味方になる
従業員が上位層の経営陣に反発したり、場合によっては顧客に対して反発することもあるはずだ。こういった事態が発生した場合(そして正当な理由がある場合)、あなたが従業員の味方になっていることを彼らに知らしめてほしい。従業員が不当な理由で役員に叱責されているにもかかわらず、あなたが指をくわえて見ていた場合、その従業員はあなたに対して怒りを覚え、頼りにならないリーダーだと感じるようになるはずだ。別に、あなたの首が飛びそうになる状況にまで自らを危険にさらすべきだと述べているわけではない。賢く立ち回れば、従業員はその見返りとして同様の忠誠心を示してくれるはずだ。
#10:筋の通った昇進を行う
昇進は、従業員をつなぎ止めておくうえで重要な要素である。何らかの目標に向かう希望がなければ、従業員はすべてにやる気を失ってしまうだろう。昇進は、給与の増額や、休暇の付与、オフィススペースの割り当て、小規模グループの管理権限の委譲といった、さまざまなかたちをとることができる。昇進で重要なのは、そういったものに対する明確なガイドラインが存在することである。そうでなければ、ただのえこひいきにしか見えないだろう。
その他のアプローチ
あなたや部門、会社に対する忠誠心を維持してもらうために、こういったことすべてを実行する必要はまったくない。上記の項目を1つか2つ実行するだけで、離職率の低減に思いのほかの効果があるはずだ。一方、こういった戦略を無視すれば、新たな従業員を手配するために必要以上に奔走する羽目になるかもしれない。
あなたは従業員をどのように魅了し、引き留め、モチベーションを与えているだろうか?
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。