公立小学校において、Windows 8搭載タブレットPCを活用した授業が始まった。
東京・港区の青山小学校は、日本マイクロソフト、レノボ・ジャパンの支援を得て、同校の3、4、5年生および特別支援学級の授業に、レノボ・ジャパンのWindows 8搭載タブレットPC「ThinkPad Tablet2」を31台を導入。児童のコミュニケーションスキル向上を目指した学習を開始した。
対象児童は最大で学年25人。31台の導入により、Windows 8搭載タブレットを1人1台利用できる環境を整えた。
青山小学校で利用されているThinkPad Tablet2
生活学習単元の授業などで、タッチ操作、ペン入力、カメラ、データ共有など、ThinkPad Tablet2が持つ機能を活用する。コミュニケーション力を高めることを主眼に置いた授業のほか、6月には校外学習の一環として、児童自らの学習成果をPowerPointにまとめてプレゼンテーションし、日本マイクロソフトの社員が講評するプレゼン大会も予定している。
青山小学校は、21世紀型スキルの育成授業として、今後4カ月をかけて学習効果を検証する予定だ。また、2月28日には、社会、数学、生活単元学習による公開授業を実施する。
東京・港区の青山小学校
青山小学校と日本マイクロソフトは、2006年6月から約3年間にわたって実施された独立行政法人メディア教育開発センターとの共同研究による「NEXTプロジェクト」、2012年9月に始まった「デジタル教科書教材協議会(DiTT)実証研究」などを通じて、教育現場のIT化に取り組んできた経緯がある。