スルガ銀、新戦略情報基盤を稼働--マーケティングの高度化目指す

NO BUDGET

2014-03-07 12:04

 スルガ銀行は新戦略情報基盤を構築、全面稼働を開始した。顧客情報を分析してサービスの高度化を目指す。構築を支援したアクセンチュアが3月6日に発表した。

 新戦略情報基盤は、顧客情報管理(CRM)と日本テラデータのデータウェアハウス(DWH)を連携させている。SAS Institute Japanの分析ソフトウェアとMicroStrategyのダッシュボードを介して情報検索機能を組み合わせている。モバイルバンキングのトラフィック増加や連携システムの追加に対してシステム全体を拡張できるようにしている。アクセンチュアの開発実行アーキテクチャで保守コストも削減できるという。

 スルガ銀行は、リテールバンキング業務に軸足を据えたビジネスの拡大を狙っている。県内商圏にとどまらず、首都圏を含む大都市圏でも獲得していくビジネスモデルを展開している。この取り組みを加速させるための強力なIT基盤として新戦略情報基盤を構築したと説明している。

 新戦略情報基盤を活用することで、スルガ銀行は顧客のさまざまな属性情報や志向、将来起こり得るライフイベントも加味し、デジタルを活用してマーケティングキャンペーンを高度化できるという。ネットバンキングなどのチャネルを経由して、顧客の志向や属性情報を迅速かつ精緻にとらえられるようになり、顧客のニーズに合致したきめ細やかな商品とサービスを提案、提供できるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]