マイクロソフトのナデラCEOが成し遂げた6つの功績 - (page 3)

Mary Branscombe (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2014-04-18 07:30

#6:Microsoftにかかっていたブレーキを解放した

 Nadella氏の本当の力は、Microsoftで既に進行していたオープンでクロスプラットフォームな革新の奥深さを理解し、それをデバイスやサービスに、そしてMicrosoftの定評ある、クラウドやモバイルに対する積極的な戦略を生み出す青写真にどう組み込めばよいのかを理解したというところにあると実証されるかもしれない。

 結局のところ、5週間ではOffice for iPad(あるいは「OneNote for Mac」)は開発できない。「App Store」でOffice for iPadを認証してもらうのがせいぜいだろう。おそらく、Office for iPadのリリース日はこの認証の進み具合に基づいて決定された(Officeの開発チームは過去に、ほとんど仕上がっていた「iOS 6」版を破棄し、「iOS 7」版を開発している)。また、サムスンに対して同社の「KNOX」が扱う文書をセキュアにするためにMicrosoftの権利管理サービスを使用させたり、LiveScribeのプラットフォームで新しいOneNote APIをサポートさせるといったことも、一朝一夕に実現した話ではなかったのである。さらに、Windows Phoneと「Windows」のライセンス料金を引き下げるという方針は、前回の年次株主総会においてBallmer氏によって明示されていた。

 Nadella氏の今後の功績には、同氏自身が推進したプロジェクトに加えて、Ballmer氏がまいた種を刈り取るというものも含まれるはずだ。しかし、Build 2014を見る限り、Nadella氏のおかげでMicrosoftに対する人々の信頼が取り戻されたのは明らかだ。特にそこで働いている人々にとってはそう言えるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]