編集部からのお知らせ
新着記事まとめ:アジャイル開発が支えるDX
新しい働き方の関連記事はこちら

「新版リリースのたびに他製品を選ぶ理由が薄れる」--PostgreSQL開発者インタビュー(前編) - (page 2)

Matt Asay (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2014-06-13 07:30

--もし私がPostgreSQLとMySQLのどちらかを選ばなければならない場合、PostgreSQLを選ぶべき理由は何でしょうか。Oracleや「SQL Server」と比較して、どこが違うのでしょうか。

 MySQLにしか対応していないアプリケーションを使う必要があるというのでなければ、MySQLを選ぶ理由は全くないように思えます。これは何年も前からの事実でしたが、今になってようやく認識されつつあります。利用を開始するのが簡単だという理由でMySQLを最初から使っている多くの企業にとって、データと永続性がより重要な問題となっています。例えば、インターネットバブルの時代、多くの人は、MySQLで自らのオンラインアプリケーションのニーズを十分満たせると考えました。しかし、それはもはや事実ではありません。そして、より高い水準の永続性とパフォーマンスを求めて、Postgresに関心を向ける企業が増えています。

 Postgresの新バージョンがリリースされるたびに、テクノロジの観点からOracleを選択する理由は少なくなっています。Postgresは長い間、エンタープライズクラスの機能に関して、Oracleに遅れを取っていました。コミュニティーでは長い年月を費やしてエンタープライズクラスの機能と性能の基盤を築き、それらを拡張しました。今では、Postgresはエンタープライズが必要とするほぼすべてのことを実現できます。そして、Postgresの使いやすさとコストの低さはOracleユーザーにとって、間違いなく大きな魅力です。SQL Serverについても、同様のことが言えます。

--PostgreSQLコミュニティーに「テクノロジ関係者なら誰もが知っている」名前はありませんが、あなたを含めて何人かの人は、カリフォルニア大学バークレー校で誕生した同プロジェクトに積極的に関与し、発展させています。あなた個人として、またグループとしてのPostgreSQLが、より広範なオープンソースとデータベースに関する議論から距離を置いてきたのはなぜでしょうか。

 主要なリレーショナルデータベースは長い間、「時代遅れのもの」と考えられてきました。SQL標準が存在し、ソフトウェア開発はその標準に従って行われました。信頼性や安定性といったエンタープライズ向けリレーショナルデータベースに必須の要件も、冒険を思い留まらせる要因になりました。そのせいで、エンタープライズ向けリレーショナルデータベースの開発は「退屈な」印象を与えるようになり、人々がわれわれのしていることに興味を持たなくなりました。Linuxや魅力的で新しいインターネットテクノロジの拡大の方に関心が集まるようになったわけです。

 その間、コミュニティーは組織化を進め、自分たちのテクノロジを強化し始めました。一方で、EDBではその間2500社以上の顧客を獲得して、経常収益を生む強力な事業を構築し、17四半期連続の成長を達成しました。

 PostgresがSQL標準におおむね準拠し、エンタープライズがミッションクリティカルなワークロードで必要とする機能の大半を実装した今、われわれはJSONBや高度なインデックス作成といった最先端の機能の開発に着手することができます。「より魅力的な」こうしたテクノロジは、Postgresを採用する企業がますます増えているときに登場しています。先ほど、さまざまなことが完全に良い方向に働いていると話しましたが、このこともわれわれの評判を高めるのに一役買っているのです。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]