日本HPは10月30日、企業内のデータを把握、管理し、その活用を支援する「HPビジネスインテリジェンス・モダナイゼーションサービス」を発表した。本サービスにより、企業の顧客エンゲージメントの向上、新たなビジネス機会の開拓、およびコスト削減を推進するとしている。
本サービスは、企業がビッグデータ分析を既存の環境に統合することにより新しい分析要求に対応できるように設計された、包括的なサービス、アーキテクチャ、テクノロジースイートとなっている。
このスイートサービスには、「ディスカバリー」や「アセスメント」「モダナイゼーション」「トランスフォーメーション」が含まれ、さまざまな展開と加工、分析オプションを通じて、新たな分析戦略や継続管理を実現することができる。
同サービスは、以下の3つの主要なニーズに対応するという。
- データのディスカバリ環境の提供:データを可視化するツールやサービスにより、迅速に企業規模でのデータ共有や分析を可能にする
- データ分析ソリューション:ビジネスをより適切に運営するため、特定の分析ニーズに対応
- ハイブリッドデータの管理:関連するデータを活用するためにビジネスプロセスとシステムを統合し、業務レベルの分析を実現可能にする
また、同サービスは分かりやすいコスト体系も特徴。イノベーションおよび差別化に注力することで、企業がビジネス機会を創造できるように設計されているとのこと。
企業が得られる利点は以下の通り。
- 柔軟で拡張性のある加工・分析モデル:サービス型、プライベートクラウド、ホスト型、オンプレミス型のソリューションが含まれる
- サービス:HPとHPの技術パートナーによる主要なソフトウェア(Hadoop、HP Autonomy、VerticaとHPエンタープライズセキュリティ製品を含むHP HAVEnビッグデータプラットフォームなど)を活用
- オープンアーキテクチャ:顧客企業は、既存のビジネスインテリジェンスおよび分析資産を活用できる
- マネージドサービス:堅牢かつ実用的なサービスにより、トランスフォーメーションおよびロードマップをサポート
- HPパートナーエコシステム:拡張機能を提供し、価値実現までの時間短縮を実現