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記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

デジタルと現実を無意識に行き来する--HPが次世代PC「Sprout」で目指す世界

Jason Hiner (TechRepublic) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-11-04 06:00

 現在の3Dプリンタ市場における最大の問題の1つが、何か役立つものを作るには、事実上、CADエンジニアでなければならないということだ。Hewlett-Packard(HP)は米国時間10月29日、新しいタイプのPCをニューヨークで発表した。ごく普通のデザイナーやメーカーに、3Dプリンティングの可能性を解き放つためのツールを提供することが狙いだ。

 「Sprout by HP」という名称のこの製品は、「iMac」によく似たオールインワンPCだが、モニタの上部に小型のデジタルプロジェクタが搭載されている。このプロジェクタがマット(通常ならキーボードがある場所)の上に画像を投影することで、タッチ操作に完全に対応し、スタイラスでも機能するセカンドスクリーンを生み出す。さらにこのプロジェクタは、現実世界の物体をデジタル化するための2Dイメージスキャナやフル3Dスキャナとしても機能する。

 ここまではハードウェアの部分だ。ソフトウェアとしては、HPが「apperating system(編集部注:operating systemとapplicationの中間を指す造語)」と呼ぶ、「Workspace」が採用されている。これは「Windows 8」上にインストールされており、コンピュータは直接このHPの環境で起動し、一連のクリエイティブツールにアクセスするようになっている。HPはこの点についてMicrosoftのサポートを受けており、Windowsを迂回して独自の環境で起動することを認められた、初のサードパーティーとなった。

 Workspaceの中には、あらかじめ数多くの専用ツールが用意されているが、中心となるのは「Create」というアプリだ。これは、2Dスキャンや3Dスキャンの画像、デジタル写真、インターネットからの画像、このデバイスのスタイラスで描画した画像、さらにさまざまなものを編集するためのデジタルキャンバスの役割を果たす。

 HPは、Sproutの目的を、物理的世界とデジタルの世界の橋渡しだとしている。しかし実際には、3Dの物体をもっと簡単に作れるようにすることが目的だ。それは、3Dプリンティングが、テクノロジ業界の次の大きなトレンドの1つとして台頭を続けるからだ。29日にHPは、同社の3Dプリンタの製品ラインが2016年後半に提供予定であることも予告した。HPによれば、同社の「Multi Jet Fusion」プリンタは、同社独自のサーマルジェット技術を利用して、印刷速度を現在の3Dプリンタの10倍高速化するという。

 しかし、発売まで数年あるHPの3Dプリンタとは違い、Sproutは11月に提供される。価格は1899ドルで、米国で11月9日に発売予定だ。現在HP.comで先行予約を受け付けている。

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