
米国時間11月17日に発表されたスーパーコンピュータのランキングリスト「TOP500」のトップ6を写真でご紹介する。TOP500リストは、学術研究者らが世界中のスーパーコンピュータからスピードテストのデータを集めて年に2回発表しているもので、スーパーコンピュータの性能が年々向上していることを示している。
天河2号
「天河2号」は中国人民解放軍国防科学技術大学が開発したスーパーコンピュータで、世界最速のコンピュータに4回選ばれている。Linpackのベンチマークで33.86ペタフロップスのパフォーマンスを記録して、再び栄冠を勝ち取った。
その目覚ましい演算速度に到達するため、2.2GHzで動作するIntelの「Xeon E5-2692v2 12C」コアを300万個以上使用している。現代のスーパーコンピュータで注目すべき重要なことは、プロセッサの速度ではなく、それらすべてのプロセッサを効果的に連携させる方法だ。さらに、天河2号のメインプロセッサはIntelの「Xeon Phi 31S1P」コプロセッサによって補強されている。
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